俺は教師をやっている。いい歳して独身なものだから、教育委員会も容赦無く転勤させていく。まぁ引越し費用は出るわけだし、同じところにずっと根を張りたくない自分としては、結構この待遇に満足している。
しかし、今回の赴任地は、圧倒的、田舎。ここまでの田舎は経験がない。同じ県内にこんなところあったんだな。村の名前すら聞いたことがなかったくらいだ。
どうやら教える生徒はたった一人。家庭教師かよ。
元々炭鉱として栄えてた街の成れの果て。そんな街でも教師は必要というわけで、そこにちゃんと俺が派遣されるということは、行政がきちんと動いている結果でもある。
まぁたまの田舎暮らしも悪くない。
教室にて…

紹介しよう。彼女が九堂たまき。この学校唯一の生徒だ。
成績はすこぶる優秀。それで可愛らしいときたもので、俺が学生時代に同級生にこんな子がいたら間違いなく惚れていたであろう。それとなく、自分の初恋の女の子に似ているふうにも見える。本が好きそうで、文学少女っぽい雰囲気はまさにそうだ。
しかし「本が好きそう」と紹介したのは理由がある。本が好きなのは嘘ではなく、平均的な子よりも多く読んでるのは間違いない。しかし、彼女の趣味は、読書、よりも「ボクシング」だというから驚きだ。
急に配置換えになったという前任者がボクシングを教えていたらしい。それで大学時代にボクシング部でならした俺に白羽の矢が立ったとも言える。

教師一人、生徒一人のような環境であれば、1日の半分は自習みたいなものだ。
「先生?なんで普通は地面を位置エネルギーの基準点にするのに、万有引力の場合の基準は無限遠なんですか?」
「ああ、それね。そもそもエネルギーの定義が高校物理レベルではちゃんとできてないしな。エネルギーってのはFをxで積分したものだと思えばいいわけだ。」
「それだと、積分定数はどうするんです?」
「積分定数を0と見做せばいいわけだ。そうすると万有引力ってのはrのマイナス二次式な訳だから積分するとマイナス一時式になるだろ。ということは無限遠を0としてそこからマイナスが大きくなっていく方が都合がいいわけだ。」
「あ、そういうことですか。…」
そんなこんなで授業を終える。
こんな学校でもチャイムはあるらしい。そして、彼女は立ち上がる。
「お、おい、何やってんだ?」

「何って…着替えるんですよ。これから練習ですから。」
「いや、俺、いるじゃん。」
「そりゃぁ、先生はいますよ?何言ってるんですか?」

男への耐性が鍛えられてないのだろうか。あまりに堂々と脱ぎ始めるので面食らってしまった。
俺は急いで外に出て、先にジムに向かうことにした。
ジムにて….

こんな田舎の学校にしては設備は意外に整っている。
おそらくどこかから無料同然で仕入れたものだろう。考えてみれば、ここは炭鉱の街だったわけだ。昔は荒くれ者の男たちがたくさんいたことだろう。しかもボクシング全盛期。きっとそこら中でボクシングならぬ拳闘が行われていたに違いない。その血と汗の滲むリングで、最後に立つのが可愛らしい女子というのも、時代の流れを感じさせる。
しかし、そんな時代の流れなど、次の瞬間にはどうでも良くなった。
「お待たせしましたぁ。」
「えっ、おま…なんて格好を!!!!」

「えっ?なんかおかしな格好、してます?」
「いや、その….お前、女子ボクシングだろ?そんなおっぱい丸出しで!」

「え、でも男の人はみんな上半身裸じゃないですか?これが正式なスタイルなんですよね?」
ひょっとして、急に配置換えになった前任者のやつが……教えたのか?

「私、こう見えても結構本格的にやってるんですよ。驚いちゃいました?」
驚いたよ!別の方向でな!
「センセ!ボクシング経験者なんですよね?本格的に教わるの、楽しみです。」

俺は、お前に教えるのが本当に楽しみだよ。
おっぱいから目が離せないよ….

「とりあえずシャドーから入りますね。」
彼女はそういうと、壁と向かい合いながら、想像上の敵と、戦う。ボクシングの練習ではありふれた光景だが…..
こんな官能的なシャドーは見たことがない。
練習開始





ちょっと一休み

「はぁ、はぁ….お疲れ様です。」
噴き出る汗と吐息は、本来ボクシングジムにありがちな尊い戦いの産物ではあるはずなのだが、この場で感じるそれは官能的なもの以外の何者でもない。
俺は股間を押さえながら言う。
「次は、何をするんだ?」
「いつもだとフォームチェクですね。」
「そ、そうか、じゃぁ何からいく?ジャブからか?」
「あ、待ってください。脱ぎますんで。」
「ん?!!!何で脱ぐの???」

「え、だって、筋肉の動きを見るためには全部脱がなきゃダメなんじゃないですか?」

「前の先生にはそう教わりましたよ。」
抜いていく彼女の手に、躊躇いは、ない。

「全身、くまなく見なきゃわからないって先生が言ってましたし。そういうものなんですよね?」
「あ、ああ、もちろんそうだ。本格的にやってたんだな!」
俺は、裸を見たいがために、嘘をついた。しかし、この場で理性を制止できる男がいるだろうか?同じクラスにいたら間違いなく惚れていたであろう美少女が、躊躇いなく脱いでいく。
法的にも倫理的にもアウトだろうが、そこで止められるくらいなら、人類は多分繁栄してない。
フォームチェックする
しかし、果たしていいものだろうか。
普段、こんな感じの女子が…

俺の目の前で、今、全裸になっている。

「では、よろしくお願いします。」
よろしくお願いされる以外の選択肢など、あっただろうか….
それにしても全裸にバンテージとは。まさかバンテージが先端着衣として性的興奮に寄与するなど、考えたことがなかった。

「左はいいが、右のガードが下がってるぞ!」

「お、いい角度、相手からは見えないぞ!(おっぱいも下も見えてるけど)」

「いいスクワットだ。(特におっぱいの揺れが)」

「そうだな、ちゃんと足を開いて!」

「だんだん疲れが出てきてるぞ!あと10本!」
もう俺は、存分に視姦…ではなくてフォームチェックさせてもらった….
しかしとうとう耐えきれず…

「はぁ、はぁ、…お疲れ様です。なんかフォームで気になるところ、ありました?」

「いいフォームだったよ。前の先生によく鍛えられてるね。」

「そうですか。それならばよかったです。」

「あれっ?どうかしました?そんな前屈みになって..」

「お腹痛いんですか?」

「あ….まさか….」
「し、仕方ないだろ!若い女の子の裸なんて….」

「せ、先生もあれですか?おちんちんが大きくなっちゃう発作ですか?」
「ん?発作?まぁ、全人類の半分がかかる発作ではあるな…」

「じゃぁ、先生も、マッサージ、したほうがいいんですね?」
先生、「も」?ってことは前任者もさせてたわけか……
前任者め。なんていい仕事をするんだ!
このまま続けて乗ってみよう。

「痛いのは嫌ですよ、ゆっくりでお願いしますね。」
もう、どういうマッサージをしていたのかは、大体予想がつく。
しかし、果たしていいものだろうか….

こんな無垢な女生徒に…..

「じゃぁ、センセ。横になってください。」
いいに…決まってる….
マッサージ開始

「そーっと、そーっと入れてくださいよ!」

「大丈夫ですか?入ってます?」
「おお、バッチリだ!」
入ったのを確認したら、俺のそれは、普段より1回り大きく膨らむ。

「んぎっ….」
彼女の内部と俺のそれは、強い摩擦を持って動き出す。

「ちょ、センセ….」
生徒にばかり動いてもらうわけにもいかない。今度はこちらが攻める。

「う、後ろから、ですか?」
俺はもう、覚悟を決める。

さっきまでこんなんだった女の子が。

今は、こうだ。
彼女は叫びながらも、腰の動きは止めようとはしない。
おそらく、彼女の中でも何かが佳境に入りつつあるのだろう。

「センセ….」
「大丈夫か?」
「大丈夫…です…」
もうまもなく果てることを悟る。その余韻を惜しむように、ゆっくりと、動かしていく。

「先生の、熱いです…..」
俺は無言で、腰の動きで応える。
「いくよ…」

「はい….」

「ふあっっっっ!!!!!ん!!!!!!」
少し間抜けな、しかし彼女らしい最後の喘ぎが聞こえる。
….やってしまった。流石に俺も罪悪感を感じる。

しかし、こんな姿を見せられた後で、そんな罪悪感がなんだと言うのだろう。

「発作、おさまりました?」
「ああ、治った…んだが….」

「あれ?まだ治ってないじゃないですか!」

「第二ラウンド、します?」
「します!」
その後の人生なんて、第二ラウンドの後に考えれば良い。
俺は、いや、俺たちは、快楽に溺れていく….